行動力と積極性に欠けた自分からチェンジ! 元警察官が選んだカナダでの11ヶ月間。
TSUBASA -さんの体験談
- 日本でのお仕事は?
- 出発前は、警察官をしていました。
交番勤務、刑事課勤務を経験、街頭犯罪の取り締まりが主な仕事でした。 - 出発前と帰国後とで、英語力はどのくらい変わりましたか?
- 出発時は、読み書きはある程度出来たのですが、会話は簡単な日常会話ができる程度でした。カナダ到着直後から学校に通いだし、独特の会話表現や言い回しなどを理解できるようになり、その後、ネイティブの友達を作るため、以前からやっていた格闘技を活かし、現地の総合格闘技ジムへ。ジムで技を教えあったり、話しているうちに、急激に会話力が伸びたような気がします。TOEICは出発前695→860点。リスニングが急激に伸びました!!リーディングはちょっとだけ・・・。
- 渡航の目的は?
- 元々外国語大学を卒業し、外国に興味がありました。また、学生時代留学しなかったのも心残りで、スキルアップとキャリアアップを目的に海外へ渡航しようと考えました。
- TSUBASAさんの海外生活を大公開!
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滞在スタイルについて教えてください。
最初はホームステイをしました。家族構成は、お母さんと息子さん、ペットの犬(パグ)。とても親切なお母さんで、とてもよく面倒を見てくれました。自身もメキシコからの移民で、英語学習のアドバイスもたくさんしてくれました。息子さんが反抗期でお母さんとよくケンカしていましたが、基本的にはいい子でした。人にも恵まれとても快適に過ごせていたのですが、私が夜に出かけることが多く、帰りが夜中だったので、いつも申し訳なく思っていました。それもあって、ホームステイは早めの3週間で切り上げ、シェアハウスに移りました。シェアハウスは、1フロア2人の3階建て。最初はカナダ人男性が2階に住んでいたのですが、深夜まで騒いでいたり、室内でマリファナを吸ったり・・・。彼が引越した後は日本人女性とシェアをしました。オーナーが頼りになる人で、よく助けられました。シェアメイトと話したり、一緒に食事をしたり、楽しかったです。 -
アルバイトについて教えてください。
現地では、日本語教師、ツアー会社での弁当作り、雑務、建築現場など、色々なアルバイトを経験しました。日本語教師のアルバイトでは、3ヶ月でマネージャーにしてもらい、授業はもちろん、生徒募集のマーケティング、イベントの企画運営、教科書作成など色々な仕事をさせてもらいました。その中でも「夏祭り」はとても印象に残っています。教会の敷地を借り、出店や看板は全て手作り。どれだけお客さんが来てくれるかも分からないという状況の中、先生方と準備を進め、宣伝活動を行った結果、当日には多くのお客さんが来てくれた時は、本当に嬉しかったです。 -
習い事(MMA)について教えてください。
出発前から、道場に通うことは決めていたので、道着やグローブは持参していきました。インターネットで、TORONTO BJJという道場が近所にあることを知り、さっそく体験レッスンへ。有名な選手が先生として教えてくれているということが分かり、生徒数も非常に多かったので、会員となってレッスンを開始しました。
- 海外生活で得たこと
- カナダでの生活で、一番成果があったのは、自分の性格が大きく変わったことです。留学前の私は、仕事の疲れなどを言い訳に、無意味な時間の使い方をしていました。でも、カナダで与えられたのは一年間という限られた時間。有効に使いたいという気持ちから、全てに対して積極的に取り組み、その全てを楽しむよう心がけました。日本では受け身だった自分が、友達を遊びや旅行に誘い、パーティーも主催するなど、カナダではかなり自発的に行動するようになりました。この積極性は、帰国後の就職活動でもアピールポイントとなり、人事の方からも評価されました。
- メッセージ
- カナダでの生活で一番心に残ったことは、人との出会いです。日本人も外国人も関係なく、カナダで出会った全ての人からたくさんのことを学びました。 出発前の私は、価値観が合う人としか関わりを持ってきませんでした。カナダでも最初はそうでした。しかし、英語力上達のために自分と価値観が全く異なる人とも意見を交わす、そんな行動を続けているうちに、そういう価値観の違う人からこそ、学ぶことたくさんあることに気づきました。それからは、日本人であれ、外国人であれ、とにかく色々な人と話をしてみました。自然と自分の中の固定観念は崩れ、いつの間にかお互いに刺激し合える良い友達になっていました。 人との出会いこそ海外生活での最も大きな宝だと思います。自分の持てる積極性、行動力をフルに活用してください。いい出会いを通して、素晴らしい海外生活ができれば、帰国後も、前向きに人生を送れると思います