中国・語学留学の体験談 | SAKI-さん

大連での留学生活はいかがですか？

大連での留学を始めてから3ヶ月を迎えようとしています。大連へ来た日のことが随分昔のことのようにも、昨日のことのようにも思えます。こちらでの生活はとても楽しく、面白いです。大学が街の中心地にあることもあり、不自由なく過ごすことができています。もちろん、最低限注意しなければならないことはありますが、北京や上海に比べ大都会ではないので、人が多すぎず、海や青空が美しく、私に合った街だと感じています。

学校での授業はいかがですか？

今回大連にやってきた最大の目的である中国語の勉強ですが、結論から言うと、自らの姿勢で大きく変わるものだと考えています。
大学の留学生の大部分は、韓国人や日本人です。日本人が多いことが必ずしも不都合な点ではなく、かえって、同じ国の人がいることで、生活面や精神面での大きな支えになっています。

日本で十分な中国語力を身に付けてきたわけではない私にとって、中国での生活は、決して楽ではありません。買い物をするにしても、食事をするにしても、必ずといっていいほど問題が出てきます。来た当初、スーパーで買い物をする際、店員さんの言う値段が聞き取れず、お金を多めに渡したり、レジの数字を覗き込んだりしていました。
それを繰り返しているうちに、聞き取れなかったことが聞き取れるようになり、「これ、授業で習った！」と思う回数が増えてきました。そのときの喜びは格別です。また、そういった経験がもっと頑張ろうという、さらなる学習意欲につながります。

メッセージ
■日本との違いを発見することは素敵なこと！ 日本では見かけたことのない光景に驚くことは度々あります。これは、どの国に行ってもあることでしょう。ただ、その違いを発見することは、素敵なことだと感じています。その違いが良いのか悪いのかを判断するのではなく、違いを楽しむことこそが大切なことです。違いを知ることは、自分自身の国や文化、人を認め、知ることにも繋がります。日本で聞いた中国の情報と違うな、と思ったり、中国人のこんな部分が好きだな、と感じたりできるのは、実際に住んで初めて分かるものです。事実、中国の食事事情は、私が日本でイメージしていたものと全く違いました。 ■中国語の習得は自分次第 授業での意識はもちろんのこと、その他の時間をどのように過ごすかで、中国語力アップの度合いは変わってきます。 私の場合、授業の後に日本語専攻の中国人学生と相互学習をしています。相互学習を希望する学生は、事務室で紹介してもらうことが可能です。私は、中国人学生の棟へ直接行き、声をかけて相互学習を始めました。 また、留学生同士で会話をすることも中国語力アップにつながります。分からないながらに文を組み立て口に出すことも語学の学習にとって重要なことの一つであることを知りました。 3ヶ月を迎えるにあたり、自分の中国語能力に不安を抱くこともあります。でも、どの留学生も似たような気持ちでいるようです。今できることを頑張ろうと、友人と日々励ましあっています。海外生活を経験できることは、自分の人生にとって大きな刺激になります。そして、そこでやりぬくことは、さらなる力となって自分に帰ってくると信じています。 残りの留学生活も充実したものとなるよう、頑張っていきたいです。